雛鳥ブログ

主に「英雄伝説 暁の軌跡」の攻略

クオーツとアーツ

 軌跡シリーズ恒例の魔法システム。暁は碧ベースで、空・閃キャラを含め全員エニグマⅡ仕様(マスタークオーツ1個・クオーツ6個の属性値システム)。ただしマスターアーツや「探知」などの一部クオーツは無く、戦術リンクは当然使えない。

 

 

クオーツの基本

 このゲームはSPDゲーなので、物理型は付けるものに迷ったらとりあえずSPDが上がる時クオーツ3種、疾鷹・時械・電光石火を付けておく。次点は火力重視。命中・回避系はあまり当てにならない。基本的にはキャラのパッシブで上げて補助程度に考える。

 一方アーツを主力とするキャラは、攻撃アーツの属性値を優先して組む。アーツの場合、いくらATSを上げてもスパークルなどの初等アーツでは低倍率でろくなダメージにならない。まずはアイスハンマーなど、消費EP90クラスのアーツを目指す。

 

クオーツの入手法・育成

 無印にはモバイル版と違ってⅠ+9→Ⅱ+0というような繰上がりがない。なので「HP2」などの低ランククオーツを育てるのはあまり意味がない。ただしランクⅣは入手しにくく、要求パウダーとセピスはあまりにも多いので、ランクⅢ+5~で妥協するのは選択肢としてはあり。

 

■クオーツの入手先

 ランクⅠ~Ⅱ 探索地・初級~

 ランクⅢ 終盤の探索地・初級~究極、無限の塔1F~70F

 ランクⅣ 「クオーツの宝物庫」、ログボ配布

 各セピスパウダー オーブメント工房でクオーツを999個合成・売却→交換屋で1から交換

 

マスタークオーツ

 マスタークオーツは固有の「アビリティ」を持ち、各1個しか入手できないため、キャラの個性付けとしてはプレイヤーで差が生じる一番の要素。色々試してみよう。

 碧と異なり、自動でレベルアップするのではなく、経験値MAXになった状態で素材を使って上げる必要がある。その間に得た経験値は無駄になってしまうので、序盤は基本的にマスタークオーツの育成優先でOK。レベルMAXで最低でもSPD+2なので、アーツを使わなくても全員に着けて育てておくべき。

  

SPD・スタメン向け

クロウ…[時5風3]SPD+5。マスタークオーツの補正値では最速。とにかく早く動いて欲しいキャラに汎用的にオススメ。

カッツェ…[幻5空3]SPD+4。弱点ダメージ+30%&低確率で被ダメージ吸収。攻守のバランスが良く、弱点を突けるレイドで有効。 

エンブレム…[空5時3]SPD+4。15%で奇襲(先制攻撃)&クリティカルダメージ+30%/6ターン。前衛アタッカーの定番。

ファントム…[幻5風3]SPD+4。20%で先制攻撃。探索地では最終的に敵に奇襲されても先手を取れる程度なのでクリダメのあるエンブレム比較だとやや劣る。

メビウス…[空5風3]SPD+4。アビリティは微妙だが、メルティ・レキュリア等、重要な補助アーツを組みやすい。  

シュバリエ…[火5他1]SPD+3。全属性+1のため、色んなアーツを両立させやすい。

アリエス…[水5他1]SPD+3。こちらも全属性+1。敵を倒す毎にCPが回復できるため、試練の道でCP枠が揃っていないパーティのエースにも向く。

 

エース・物理アタッカー向け

セプター…[水5幻3]倒した敵1体毎に60%で全セピス+5。セピスが欲しいなら最速で動けるエースに付けるのが最も有効。ただし処理時間で戦闘が若干長引く。

ジャグラー…[地5幻3]命中値+100、物理ダメージ最大30%アップ。クラフトを外したくない物理キャラに。ただノエルがいれば、欲しくなるのは木曜レイドぐらい。

アックス…[火5空3]耐久力のあるアタッカーに付ければ死なない壁役になる。敵毎に回復処理が入って鬱陶しいため、普段は探索地向けと入れ替え。

 

実質防具

イージス…[地5空3]物魔バリア各1回。武術大会・試練の道で開幕から殺意が高いアリサやフィー対策として序盤から終盤まで頼りになる。

シールド…[地5水3]瀕死時ダメージ軽減+50%。アリアンロードなどの50%軽減持ちにオススメ。合計100%で2ターン無敵になれる。

ミラージュ…[幻5火3]戦闘開始時、13%で敵が眠る。武術大会で役に立つ。

 

アーツ特化

ピクシィ…[風5火3]メルティライズを3連結で組める唯一のマスタークオーツ。能力は魔法アタッカー向け。

カノン…[水5時3]魔法ダメージ最大+30%。アラウンドノアを組みたい時。水縛りのアーツ使いは多いので持ち手には困らない。

プラチナ…[空5水3]HP低下でダメージ+20%。Aリフレックス、イノセントアークが欲しい時に丁度良い。6連結ならギリギリセレスティアルも組めるが、現状ではあまり実用的ではない。

  

地味・よわよわ

フォース…[火5地3]物理アタッカー向けだが、エースキャラは他に優先的に付けたいものがあるので最終的に余る。試練の道のサブでメルティやホロウを組むのには有効。

クサナギ…[風5地3]発動条件が厳しすぎ、即死は試練の道では無効なので使いどころがあまりない。風アーツはどれも有用なので、キーパーよりはマシ。

クリミナル…[時5幻3]戦闘毎にEP13回復。アーツのクリティカル率+25%。連戦で上位アーツを連発したい時は有用だが、そもそもこのゲーム、連戦があまりない。

キーパー…[時5地3]HP回復量が微量で役に立たない。時属性はSPD上昇クオーツがどれも強く、組みやすいのでマスタークオーツの属性値が必要になることはほぼない。

 

 

 

メディカルクオーツ

 オーブメント・Mに付けられるクオーツ。アーツの属性値には影響しないが、ステータスが上げられる。アーツアタッカーは、当然ATS・EP石を育成していこう。以前はATS極振り推奨だったが、最近はインフレしすぎて火力が要らなくなっているので、戦力が無駄に上がらないEP石の価値も上がっている。

 アンロック効果の「アーツダメージ向上」は、一度クラフトで付与しないとならないデバフ補助で、サブ効果の「ディレイ減少」の方が本命。ダメージをあげたければ「属性ダメージ向上」を取得しよう。

 

 

 

キャラの適性

 オーブメントはキャラによって完全に才能が決まっていて、アガットのような連結が少ないキャラは上位アーツを組みにくい。また、攻撃アーツのダメージは当然ATSを参照するので、当初は物理キャラは不利だったが、インフレした今ではあまり関係なくなっている。

 

オーブメント構成が有能なキャラ一覧

 連結ライン(同色のもの)が長いほどクオーツの属性値を合算することができ、強力なアーツを組みやすい。リシャールなど物理型でも、補助アーツで小回りが利くキャラは意外と重宝する。

 

6連結キャラ
 アルフィン
(1)、ローゼリア(2)
 ヴィータ(0)、ティオ(1)、クローゼ(1)、ミュゼ(2)
 レン(0)
 エリオット(1)、ツァイト(1)、リーヴ(2)
 マリアベル(0)、カンパネルラ(1)、オリビエ(1)、エマ(2)

5連結キャラ
 リシャール(1)
 エリゼブルブラン(1)、エオリア(2)
 エリィ(1)、トヴァル(1※キャラ属性は空)、
  シェラザード(2)、レクター(2)、シード(2)
 トワ(1)
 ルシオ(0)、ケビン(1)
 ワジ(1)
 エンネア(1)

4連結キャラ
 マクバーン(1)、クロエ(1)、アリサ(2)、カルナ(2)、アーネスト(2)、ギルバート(2)
 クレア(1)、カシウス(1)、ヴィクター(1)
 セルゲイ(0)
 サラ(1)、クルト(1)、カノーネ(2)
 レオンハルト(0)、シャロン(1)、ダドリー(1)、リィン(1)、アリオス(1)、
  アルティナ(1※キャラ属性は幻)、ヨシュア(2)
 キリカ(0)、ユーシス(1)、ユウナ(1)、ユリア(1)、オーレリア(1)、
  アリアンロード(2)
 リース(1)、クルツ(1)、リーシャ(1)、ミリアム(1)

3連結の魔法型

  ルーファス(0)

※ キャラ名の強調は魔法型(熟練度でATSが上がるキャラ)を示す。カッコ内は最長ライン内にある属性スロットの数。少ないほど汎用性が高い。着替えではオーブメントは変化しないのでそのまま。

 

 

アーツ系のオススメキャラ(2022/9月時点)

ワンピース/パーティレン

 開幕、味方全員に駆動時間0/5ターンを付与。

 アーツ攻撃時、シールド100%貫通&被ダメージ軽減無視+200%&多段ダメージ4(ワンピース)/5(パーティ)回。レンがアーツ使用時、ローゼリアの「逢魔時」解除

全員が零駆動で貫通アーツを撃てる、長く冷遇されてきたアーツ使いには夢のようなキャラ。今の環境では軽減率100%超&起死回生2回以上が当たり前となっているので、武術大会や試練の道でアーツを使うなら事実上必須。

 

ハロウィンリーヴ

 開幕、味方全員に「空の領域EX」を付与。付与中、時以外の属性領域を貫通。

 リーヴのアーツ攻撃時、「緋の領域」を貫通&多段アーツ4回。

 ローゼリアの「緋の領域」は2022年時点でも他にヴィクター・レーヴェというFES勢しか貫通させてもらえないという最上級のセキュリティなので、それを通常キャラでクラック出来るリーヴはこの一点だけで至上の価値がある。

 

N/黒魔女マリアベル

 開幕、味方全員に「錬金術」/2Tを付与。

錬金術」を付与中は、アーツ使用時に敵全体の起死回生解除(黒魔女は赤解除追加)&ダメージ軽減無視+100%&アーツダメージ6回。

 レンだけだと「もう一押し」という部分を補強してくれる上、マリアベル本人は領域もバリアも貫通できる。両方いれば鬼に金棒。

 

 

花嫁/浴衣トワ

 EPも回復する範囲クラフト「エナジーレイン」、ダメージ軽減率低下と風以外の領域・通常バリアを解除する補助クラフト「Aディフェクター」。アーツ系を補助するのに絶妙なものが揃っている。(トワ自体はクラフト型AI)

特に貫通系パッシブはアーツが対象外なものが多いので、バリア対策として重要。

 

 

駆動短縮パッシブ持ち

 全体での永続駆動短縮パッシブはティオエリオット、衣装サーシャしか持っていない。■駆動クオーツとも重複するので非常に強力。上位アーツは駆動が長いのでこれらのキャラがいるといないとで使い勝手に雲泥の差がある。

現状ではボーナス支援チケでティオが出れば良し、出なければ水着ティオに誰でも推薦状を使うのも視野に入れて優先して狙っていこう。

自己パッシブとしては浴衣レン(100%/3ターン)、トヴァル(50%/3ターン・再付与可)、水着エマ(32%)、ヴィータ(30%・再付与可)、晴れ着ケビン(15%)。全体パッシブ分とも重複可能。

 

 

ルーファス

 アーツ攻撃時、ダメージ軽減無視+75%&敵がリカバー発動時、敵全体の起死回生解除。Xmasレンの劣化になってしまったが、「アーツでのダメージ軽減無視」は他にルーファスしか選択肢がないのでクラフト側は300%積めることを考えると両方居ても構わないくらいではある。

なお、ルーファス自身は魔法型としては珍しい3連結で、クラフトが使えないとパッシブが切れるのでクラフト型として運用する必要がある。

  

 

ハロウィン・クローゼ

 アーツは必然的に一手損となるが、火力とCPインフレにより今では敵も味方もクラフト一撃で倒される状況のため、高いダメージ軽減率・吸収を盛り倒されないようにしつつ、相手のCPを削り、無理矢理泥仕合にするという方向性の盾キャラ。

CP供給要員としても強力のため、アーツとクラフト両刀パーティにオススメ。

 

水着デュバリィ

 水着デュバリィの追撃はアーツでも入ってくれるので敵の起死回生を解除するのに更に手数を取られたくない人には有用。ただし起死回生2回以上だとリカバーを発動させて諸刃の剣になってしまう場合もある。

似た性能のメイドミリアム・花嫁デュバリィの追撃はクラフト限定なので注意。

 

 

 

 

アーツを使う

 雛鳥のうちはクラフトが育ちきったキャラが1~2人で、他はほぼ役に立たないというという状況が長く続きやすい。アーツには駆動時間があり、クラフトに比べると即効性に欠け見劣りしやすいが、強いアーツを組めるようにしておけば、育てておいたクオーツを使い回して、グレンがなくとも火力に貢献したり、補助で役割を持たせられるようになる。

 

自動戦闘でのアーツAI

操作が「自動」になっているときの味方AIの思考はキャラごとに決まっており、大まかにクラフトAI/アーツAIが存在する。

魔法型 アーツAI 魔法型の空・零・碧キャラ+リーヴ+エマ+クレア+ミュゼ
クラフトAI エマ・クレア・ミュゼを除く魔法型の閃キャラ
物理型 クラフトAI すべての物理型

 基本的にはSTR・物理型=クラフト型、ATS・魔法型=アーツ型だが、閃の軌跡のキャラは一部を除いて、魔法型でもクラフト型のAIになっている。

 

自動AIの行動優先度

CP100以上なら確実にSクラフト>アーツAIならアーツ>クラフト>通常攻撃>待機

 クラフトAIはアーツを使わず*1、通常攻撃・クラフトのみで戦う。一方、アーツAIはクラフトを使わないわけではないが、使用優先度が低めに設定されており、EPが足りている範囲内で、上位の攻撃アーツを優先して使う。どちらにしても補助系アーツは全く使わない。

加えて、敵は使ってくるが、味方のAIは覚えていても一切使ってくれないアーツ(ガリオンゲートなど)もあるため、実際に使われるアーツは数種に限定される。

アーツ型を自動でも使えるキャラにするには、EPを高めつつ、AIが使うアーツを理解し、使わせたいアーツの属性値以外は満たさないようにしなければならない。でないと大してダメージがでない初等アーツや、外しやすい地点指定のアーツを乱射する馬鹿AIとなる。しかし通常攻撃が混ざるクラフト型と違って行動が安定しているため、高ATSで強いアーツを組みさえすれば、強力な敵も効率的に殲滅できるようになる。

また、EP切れやクオーツをすべて外すなどして、使えるアーツがなくなればアーツ型でも実質クラフト型のようにクラフトを使うようになる。武術大会ではわりと有効。

 

オススメ攻撃アーツ

 アーツキャラの最大のメリットは、クラフトレベルを上げなくてもクオーツを流用して必中・高倍率のダメージを叩き出せること。威力の大体の目安として、初等アーツ=未育成の攻撃クラフト(100)、最上位アーツ=Sクラフト並み(300)。従って、駆動時間とEPが掛かっても基本的には上位アーツだけを使い、雑魚戦やEP切れの際は物理型と同じくクラフトで戦うというのが暁での魔法型のスタンスとなる。

 

 

ゴルゴンブレス 目標*2小円 [地×7・風×3]

そこそこ威力があり、■駆動を付ければディレイは初等アーツ並みで使いやすい。しかも付与される石化は永続だったが修正されて弱体化してしまった。

 

アイスハンマー 目標・中円 [水×7・地×3]

威力はやや控えめだが、回復アーツの延長で組みやすくバランスが良い。水属性キャラは円範囲の攻撃クラフトを持たないことが多いので主力として使える。

自動では他の水中位アーツを使わないため、水アーツ使いでアイシクルエッジ連打厨となるのを避けるにはこれかアラウンドノアの二択。

 

サンダーシクリオン 地点・大円 [風×16・時×6・空×6]

属性値を満たす過程で覚えられるスパークダインと威力はほぼ変わらず、手動では目標指定のスパークダインの方が安定して使えるのだが、AIが使用しないため、自動で使うならこちら。地点指定だが、大円なので外すことはあまりない。

範囲型の攻撃クラフトを持たないシードと相性が良い。試練の道の初期配置ならまず全員巻き込めるので、1チームは自動アーツパーティを作って連発してみるのも一興。

 

フレアバタフライ 目標・大円 [火×12・風×4]

自動では使わないが、後述のメルティライズを組むついでに覚えられる点でコスパがいい。火属性の魔法型はアーツを使っている暇がないクラフト系エースキャラしか実装されていないので、むしろレンや風・空キャラで使うことになりがち。

 

シャドーアポクリフ 目標・大円 [時×16・空×6・幻×6]

SPD時クオーツ三種を組み込めるため、抜群に組みやすく、全体アーツより駆動が速い。SPDに自信がないキャラはアヴァロンよりもこっち。

時属性を中途半端に上げると自動では直線指定のカラミティエッジ連打厨と化してしまうので、それを避ける意味でも覚えさせると快適になる。

 

 

アラウンドノア 全体 [水×20]

アヴァロンゲート 全体 [幻×20]

最終的な到達点。範囲が全体のため、集団の敵を撃ち漏らす心配がない。レンなら開幕発動でほぼ確実に・安定して全滅させられるのでセプ脈にも向く(但しアーツは演出がスキップできないのでクラフト・Sクラ手動スキップの方が速い)。威力と演出の速さはアラウンドノアに軍配が上がる。

アヴァロンは上位属性で軽減されにくいのが利点。AIはガリオンタワーを使わない、シルバーソーンは威力が弱いため、幻の自動対応アーツとしてはこれ一択。

 

クリムゾンレイ 単体 [火×20]

全アーツ中、最強の威力を持つ軌跡界のメラゾーマ。駆動は長いが、ディレイは短いという特性なので■駆動3や駆動短縮系パッシブが有効。マクバーンの属性有効度操作と併用すればレイドボスにも通用する。

 

 

 

オススメ攻撃アーツ(2020年以降)

 ダメージアップパッシブのインフレにより、今ではレイド以外ではスパークルですら1撃で即死級の火力が出る。よって注目すべき性能はディレイや範囲重視に変異している。

 

エアロシックルエアリアル/サンダーシクリオン

 駆動ゼロ&全体ステルス対策で地点指定アーツが復権している。速さと手軽さならエアロシックル、範囲ならサンダーシクリオン、エアリアルはその中間という感じ。

 

ダークマター (地点・大円)/ラストディザスター (地点・直線 [空×20])

 以前の空アーツはダークマターは吸い寄せは便利だが、倍率がフォトンシュートより低く実質補助アーツ。ラスディザは直線かつクリムゾンレイより重いが、空属性でダメージソースにできるのはこれしかない…という状況だった。

 マリアベルやXmasレンがいる今なら、範囲が広いダークマターは最強候補。

 

 ■カラミティエッジ

 以前は範囲が狭くAIが連打する糞アーツの筆頭だった。現環境では時属性では唯一の地点指定で覚えやすいためエアロシックルと並んで主力にできる。

 

 

回復・補助アーツ

 

回復系

 回復系の駆動は短いので、■駆動(クオーツ)は付けなくてもOK。

ティアラ・セラス [水×4] 単体

回復アーツは氷結の刃3 を1個付けるだけで使えるこれらがあれば充分。

回復量はATS依存なので、物理型は最上位のティアラルが欲しくなることもある。

レキュリア [風×8] 大円

暁では碧準拠でアーツとしてのキュリアがリストラされてしまっているため、水単色では状態異常に対処できない。風属性キャラは使えるようにしておくと便利。レキュリアのディレイはティアより速いのでAT調整にも有効。

イノセントアーク [水×1、空×6] 全体

能力低下解除。原作同様空気アーツだったが、マッドハッターカンパネルラのトリック以降、能力低下扱いの重い状態異常が増えたため復権した。

 

 

 

付与系バフ

 現在の環境では限定キャラのパッシブで代替出来るものが多いが、持っていなければこれらを駆使してやりくりしていくしかない。

メルティライズ 中円

毎ターンCP+30/5ターンを付与。最も需要がある補助アーツ。

限定イベントの強敵には欠かせない。組み方は下記参照。

ホロウスフィア 単体 [幻×7、地×4、火×4]

ステルス/3ターンを付与。幻で唯一役立つ補助。

ステルスは攻撃時クリティカル100%・攻撃の対象に取られない。(※地点指定には無力)

主にレイドで一気に特大ダメージを与えたい時や、塔上層で厄介なターン付きバフが掛かっている敵をやりすごすのに有効。

アダマスガード 小円 [地×11]

物理無効/1回を付与。普段使うことはあまりない。Aリフレックスと異なり範囲なので、固まって全員に掛けておくと生存率が上がる。

A-リフレックス 単体 [空×8]

魔法反射/1回を付与。2019年から開幕反射キャラが増えたため、対策キャラを持たない場合はこれを掛けてから殴ると安全。反射は仇になることが多く、ブルブランがいるならそちらの方が安定する。

 

 

 

ステ上昇バフ

 火力が足りない場合、二度掛けすれば飛躍的にダメージが上がる。ただ、最近はパッシブや補助クラフトでオートバフを掛けるキャラが多く、使わなくなってきている。

フォルテ・ラフォルテ 単体/中円 [火×3/火×6]

STR上昇/5ターン。フォルテの方が若干駆動が早いが、大した差ではないので物理アタッカーが複数いるならラフォルテでOK。

フォルトゥナ 大円 [水×1、空×6]

ATS・ADF上昇/5ターン。しかも駆動時間がフォルテの半分、範囲も広い。今作では魔法型のキャラは全員、通常攻撃と全クラフトの威力がATS依存のため、クラフトで戦う魔法型とのシナジーで猛威を振るう。勿論アーツの威力を高めるにも有効。

クロノドライブ 中円 [時×4]

SPD上昇/5ターン。ヘブンズキスやノエルでのAT順直接操作に比べると気休め程度だが、余裕があれば掛けておくといい。

 

 

メルティライズの組み方

 「メルティライズ」を使うには属性値 火×12、風×4、空×4が必要。つまりランク3のクオーツまでしか入手できない現状では誰でも組めるわけではなく、これらの属性に合致した、連結ラインが長いキャラを選ぶ必要がある。 

例外的に、時・幻属性では駆動EPにより空×3、妨害により風×3を上げられるので、専用スロットがあるキャラでもギリギリ満たせる組み合わせがある。

 

マスタークオーツ選び/最小連結ライン [残りの必要属性値]

基本的に4連結以上のキャラで火・風・空が上がるマスタークオーツを選ぶ。上がらないものを付けたい場合は5連結以上が必要。

 

ピクシィ(風×5、火×3)…3連結 [火×9、空×4]

 3連結で組む事が可能な唯一の構成。ピクシィはATS特化型=魔法系アタッカー向け。高連結キャラなら強力な上位アーツとも共存可能。

ピクシィで組めるようになる3連結キャラはルーファス、ナハト、ロイド、エステル、スコット、ティータ、サーシャ、ランティ、デュバリィ、フィー、ラウラ、ジョゼット、ヴェンツェル、ヴァルド、アッバス、★1汎用キャラ。

ルーファスは魔法型にもかかわらず3連結で実装されたためある意味最適と言えるが、パッシブを維持する都合、本人はアーツを使う暇がない。他は全てSTRキャラなので相性はイマイチ。水縛り2で実質3連結のエオリア、4連結でも属性違いで組みにくいシャロンやリースなどにオススメか。

 

アックス(火×5、空×3)…4連結 [火×7、空×1、風×4]

 EPや駆動を組み込めるので時・幻キャラと相性がよく、焔星鈴と合わせて短ディレイが実現可能。アックスは火力と耐久力のあるエースキャラに向くので会心もあり。

 

シュバリエ(火×5、全属性×1)…4連結 [火×7、空×3、風×3]

 シュバリエをレベル4まで上げると全属性値+1になる。属性値3なら少しの強化で済むので、クオーツを強化しきれていない中盤にオススメの構成。他の火属性マスタークオーツに比べるとアビリティが汎用的でATS型にも持たせやすい。

 空はEP3(+5以上) or 駆動3(+9)、風は妨害3(+9)で代用可能。時専用スロットが2つあるヨシュアで組むにはこのパターンしかない。(駆動3+9・妨害3+9・火クオーツ×2)

 

フォース(火×5、地×3)…4連結 [火×7、空×4、風×4]

 シュバリエを使えない場合はこちらで代用。風・空のランク3クオーツを+5まで育てることで属性値4に届く。シュバリエと比較した時のメリットはSTRが僅かに高くなることぐらい。まず組みやすいリシャールとシュバリエで組んでおき、クオーツが育ってきたら交換するなど。

 

メビウス(空×5、風×3)…4連結 [火×12、風×1]

 妨害3で駆動解除役を兼ねたり、風クオーツ+9ならレキュリアも使用できる。補助役・サブアタッカーに向いたマスタークオーツ。心眼はアイテム使用でも発動するのでアリサとも相性が良い。

 

ミラージュ(幻×5、火×3)…4連結 [火×9、風×4、空×4]

 武術大会用。開幕に確率で敵を眠り状態にすることができるので多用されている。ミラージュは火力としては当てにしないキャラに付けることが多いので、メルティライズを使えるようにしておけば蒼騎士などのCP削りへの対策になる。

 

 

 

おまけ:暁アーツ環境の歴史

1.初期 2016夏~

 初期はクラフトの威力がアーツに全く追い付いていなかったので、碧のようにアヴァロンやシャドアポを組んでの大威力アーツゲーが主流だったらしい。

 反面、高ランクのクオーツがあまり供給されなかったため、6連結のリーヴ、クローゼ、オリビエ、ティオあたりが重宝された。レンは今で言うFES並みの特別待遇で入手しにくかった。

 

2.バフ・メルティライズ時代 2017冬~

 閃キャラ実装あたりでクラフトの火力が上がりすぎ、駆動時間があってバフが早く切れる攻撃アーツよりもクラフトで押し切る方が強いという風潮になってきた。

 補助アーツにはまだ居場所があり、バフアーツの重ねがけでSTR・ATSを50%にし、メルティライズを掛けるのが主流戦法だった。

 

3.アーツ暗黒時代 2019春~

 バフが不要なほど火力がインフレ、水着エリィや詩人オリビエでCPがぶっ壊れたことでSクラフト使い放題となり、メルティライズすら不要になった。レイドボスで確定クリティカルを出すためにホロウスフィアを使うという程度になる。

 アーツ側も衣装レンやエリオットが駆動時間0というぶっ壊れパッシブで補強されたが、アーツには領域や起死回生への対抗手段がろくに提供されなかったため、レンやティオなどのアーツキャラ推しの人以外は誰もアーツを使わない暗黒時代になった。

 このあたりからアーツを使うなら衣装レンがほぼ必須という環境になる。通常攻撃でもオーバーキル並みの火力インフレなのでアーツの評価基準も駆動時間・ディレイ・地点指定かどうか(ステルス対策)に変異した。

 

4.ロゼ一強時代 2020夏~

 強力なアーツアタッカーのマリアベルがなぜかログボで全員に配布された。引き弱な人でもマリアベルで無双することが可能になり、アーツ見直しの兆しが出てきた。

 しかしその年のFES。緋のローゼリアが「6回連続でアーツを当てて緋の領域を削り切り、そこから起死回生・紫を8回削る」という面倒きわまりない手順でしか倒せないというクソ性能で実装されたため、ロゼを取った人ですら「アーツを使わされる」環境になってしまった。

 Sクラ一発でロゼを倒せるヴィクターが実装されるまでの1年は、戦闘1回に10分以上掛かるロゼ渋滞ゲーが続いた。

 

5.現在 2021秋~

 FESキャラのヴィクターとレーヴェ以外、通常キャラでは「アーツでの緋の領域貫通」を持つハロウィンリーヴしかロゼキラーが存在しないため、ロゼ対策のためにアーツを使わざるを得ない環境は変わっていない。

 とはいえ、ロゼが最新FESキャラに通じないことで淘汰されて減少・リーヴと逢魔時無効を持つ衣装レンの組み合わせで安定対処できるようになり、環境的には大分マシになっている。

 「クオーツの宝物庫」でランク4クオーツがドロップ、またギフチケでアーツ系限定キャラが、いつでも入手できるようになったので、ガチャ運次第ではアーツを使うのもありといった感じ。敵のパッシブでCP0にされてもアーツは使えるので、レンさえいれば物理型のキャラのサブウェポンにもなる。

 

*1:瀕死の味方に対するティア系を除く。

*2:目標を取るアーツは敵を追尾するが、ステルス状態の敵に使えない。地点は追尾しないので発動前に範囲外に逃れられる場合がある。